相談事例(2017)

 

(その145) 何よりも本人と家族の希望を大切に(2017.10発行

 

 一昨年7月富士見町に住むTさんの長女Uさん(ベトナム在住)から90歳の母が夫から一方的に別居を宣言され、どうしたら良いか相談を受けました。

 

 所長は公証役場でTさんの委任・任意後見契約をして施設探しと財産管理、市役所、病院などの手続きのお世話をすることになり、7月中旬、高津区のシェアハウス“COCOせせらぎに入所が決まり、Uさんは帰りました。その後Tさんはシェアハウスの仲間に支えられながら快適に暮らしていました。

 

 昨年12月風邪をこじらせて肺炎になり入院しました。年末に退院となりましたが、酸素吸入が必要だし、シェアハウスは介護施設でないため介護保険を目いっぱい使ってもプラスαの実費介護をしなければ生活できないので中原の介護センターにお願いしました。しかしなかなか症状が良くならない状態でした。

 

 今年5月に帰国したUさんは「このままではお金が続かないし母がベトナムに行きたいと言っているので7月に連れて帰りたい,そのために必要な手続きを始めてほしい」と言ってベトナムに帰りました。

 

 91歳の高齢で「毎日酸素吸入をしているのに6時間もかかるベトナムに連れてゆけるのか」「生活環境が大きく変わるのに耐えられるのか」

 

「高温多湿で医療水準もわからない所へは死にに行くようなものだ」など反対する声が圧倒的でしたが、長女のUさんが何としてもベトナムに行くと言って耳を傾けようとしませんでした。

 

 先日「母がベトナムに来て7週間になりました。母の酸素吸入も取れ、杖をついて歩けるようになり気分のいいときは絵をかいたり短歌を詠んだりできるようになりました。多くの皆さんに大変心配とご迷惑を掛け申し訳ありませんでしたが、ありがとうございました。」と写真付きのメールが届きました。

 

 まだ油断はできませんが周りのみんなの取り越し苦労であればよいがと胸をなでおろしているところです。

 

 

 

 

(その144) かながわ「生活相談ネットワーク」で相談の輪が(2017.9発行)

  

 今年の4月のことです。川崎の宮原春夫相談センター所長から電話がありました。横浜市神奈川区に住んでいる20代の女性の生活のことでした。お母さんが川崎市に住んでいて宮原さんを知っているとのこと。

 

 私は早速、お母さんと娘さんに事務所に来てもらい生活状況を詳しくお聞きしました。数年前から障害を発症して今働けないこと、障害者年金は受給しているとのこと。夫がいるが夫も体調不調により仕事が続けられなくなり前途を悲観していることでした。

 

 相談の中で横浜市内に夫名義のマンションがありローンを支払い中であること、さらにマンションには父や兄弟が生活していることなど分かってきました。 そこで夫にも来てもらい、神奈川区役所の生活支援課に一緒に足を運び、若い夫婦の生活保護の申請を依頼しました。

 

 マンションがなければすぐ解決となりますがローンの支払い中が厄介で「財産づくり」と判断されるので生活保護が認められないケースが多くあります。マンションの売却や済んでいる父や兄弟のことも課題でした。

 

 私は、夫婦の生活の安定が一番重要と思い、マンションの売却(ローンの残額が多く深刻)を前提にしながら対応策を区役所に要請しました。

 

 8月相談者から生活保護を受けられるようになったと嬉しい報告がありました。マンション問題は売却と父と兄弟の転居の方向とのことでした。

 

 神奈川県レベルの「生活相談ネットワーク」の活動が発展して宮原さんとの交流も深まっています。これからも協力し合い生活相談活動を強めたいと思っています。

 

 

 

 生活相談ネットワーク世話人   柴田 豊勝(元横浜市議)

 

 

(その143) 相談センター14周年と法律相談活動(2017.8発行)

 

                          弁護士  川口彩子

 

 くらしの相談センター14周年おめでとうございます。

 

 川崎区内にはいくつか法律相談の拠点がありますが、くらしの相談センターには継続的に相談が寄せられており、長きにわたる宮原さんの活動が市民の皆さんの信頼につながっていることを実感しています。

 

 実は宮原さんが体調を崩されたころ、少し相談が減ったことがありました。けれども最近はまたご相談も増えており、宮原さんの復調と片柳さんのご活躍が感じられて嬉しい限りです。

 

 私は設立当初から法律相談を担当していますが、もう14年も経ったんですねぇ。

 

 事務所を構え、誰かが常駐しており、運営も大変なことと思いますが、それでもスタッフの皆さんはいつも優しく接して下さり、ここのコミュニティのあたたかさを感じており、いつも感謝しています。

 

 くらしの相談センターに寄せられる法律相談は貸金、借金、借地借家問題、近隣関係、離婚、相続関連、家族間トラブル、交通事故、労災、医療過誤など多岐にわたっています。

 

 20分という限られた時間の中ですが、できるだけお困りごとに即した回答ができるよう心がけています。 

 

 緊急の案件でなくても、ずっと心に引っかかっていて後回しになっているお悩み事はありませんか?もしかしたら話をするだけで楽になることもあるかもしれませんので、よろしければいらしてくださいね。

 

 弁護士に相談したからといって,必ず依頼しなければならないわけではなく、おひとりでできそうな手続についてはそのアドバイスもしています。

 

 どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

 

(その145) 何よりも本人と家族の希望を大切に(2017.pdf
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(その144) かながわ「生活相談ネットワーク」で相談の輪が(2017.pdf
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(その143) 相談センター14周年と法律相談活動(2017.8発行).pdf
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(その142) 「不動産の名義変更」の相談もありました(2017.7発行).pd
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(その141) 住宅ローンの滞納にはご注意を(2017.6発行).pdf
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(その140) 安心して長生きできる方法を一緒に探しましょう(2017.5発行)
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(その139) 「保育園に入れない」(2017.4発行).pdf
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(その138) 心配事・悩み事一つ一つ解決していくこれが私の「終活 」(2017
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(その137) 保険金還付詐欺にご注意! (2017.2).pdf
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(その136) 後見契約が親族のトラブルを避ける(2017.1).pdf
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